ラリーの用語
SS、リエゾン、レッキ、パルクフェルメ。中継と現地で飛び交う言葉を、このサイトでの使い方に沿って。
区間の言葉
SS(スペシャルステージ) — 交通を止めて競技専用にした区間。ラリーでタイムを計るのはここだけで、順位は全SSの合計タイムで決まります。2026年のラリージャパンは10区間を2回ずつ走る構成で、SSは全部で20本ありました。
リエゾン — SSとSSの間を移動する一般公道の区間。一般車が流れている中を、競技車両が信号を守り制限速度で走ります。タイムは競いませんが、決められた時刻までに次の地点へ着かないとペナルティになります。2026年は総走行905.27kmのうち602.45km、全体の3分の2がリエゾンでした。
SSS(スーパースペシャルステージ) — 観客に見せることを主眼にした短いSS。2026年は藤岡(SS13/SS14)と鞍ケ池公園(SS17/SS18)に設定されました。
パワーステージ(PS) — 大会最終SSに置かれる区間。ここでのタイム上位には、順位とは別に選手権の追加得点があります。2026年は三河湖SSがこれにあたりました。
シェイクダウン — 本番前日に行う走行確認。2026年は5月28日に鞍ケ池公園で行われ、本番のSSSとは別の日・別の券種でした。公式が観戦エリアを「15か所」と数えているのは、14か所にこの1枠を足した数です。
時間の言葉
先頭車(First car) — その区間を最初に走る車。公式が発表する通過時刻はすべてこの先頭車のもので、当サイトの時間割もそれに合わせています。後続車は出走台数ぶん遅れて続くので、時間帯の終わり近くでも通過します。
TC(タイムコントロール) — リエゾン上に置かれた時刻の管理地点。指定された時刻に到着することが求められ、早着も遅着もペナルティの対象です。ラリーが「速さ」だけでなく「時間管理」の競技だと言われるのはこのためです。
ループ — 同じSS群を1日のうちに2回走る構成のこと。午前に走った区間を午後にもう一度走ります。観客にとっては、同じ場所で1日に2回チャンスがあるということでもあります。
DAY — 大会の日程の単位。2026年はDAY1(5月28日・シェイクダウンと開会式)からDAY4(5月31日)までの4日間でした。
クルマと人の言葉
コ・ドライバー — 助手席でペースノートを読み上げ、時間管理を担当する乗員。全日本ラリーの選手権得点は、ドライバーとコ・ドライバーの双方に与えられます。
ペースノート — コーナーの曲がり方、路面、危険箇所を記号化した読み上げ用のメモ。ドライバーは見えていない先の道を、このノートだけを頼りに走ります。
レッキ — 本番前に、競技車ではない車で規定の速度を守りながらコースを下見し、ペースノートを作る作業のこと。
サービスパーク — 整備の拠点。決められた時間内でのみ作業が許されます。2026年は豊田スタジアムに置かれ、ここを出て山のSSを回り、また戻る往復がそのままリエゾンになりました。
パルクフェルメ — 車両を保管し、手を触れることが禁じられる状態・場所のこと。整備できる時間を区切るための仕組みです。
ターマック/グラベル — 舗装路と未舗装路。同じ車でも足回りやタイヤが変わります。ラリージャパンはターマックの大会です。
観戦の言葉
観戦エリア — SSの沿線に設定された有料の観戦場所。入場が管理され、チケットが要ります。2026年は14か所ありました。
パーク&ライド — 指定の駐車場に車を置き、そこからシャトルバスで会場へ入る券種。2026年の観戦エリアでもっとも多い方式でした。会場まで自分の車で入れるマイカー乗入とは、当日の動き方も出発時刻も変わります。
規制解除 — SSのために閉じていた道路が、通行できる状態に戻ること。エリアによっては、この規制解除の前後でしか入退場ができません。
リエゾン沿道 — 競技車両が移動で通る一般公道の沿い。チケットは要りませんが、どこに立てるかは現地の状況によります。当サイトが推測で場所を書かないのは、危険な場所へ誘導しかねないからです。安全の原則は沿道観戦ガイドに。
出典: 区間構成・距離・サービスパーク・路面は data/editions/2026.json(大会公式発表および公式 Itinerary v3.0)。観戦エリアと券種は2026年大会の公式チケットページ。得点の扱いは2027年日本ラリー選手権規定(JAF公示 2026-WEB061)第10条。
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